犀の角の日記

ブログ、はじめました。そいつで大きくなりました。

怒り

ケチらずにちゃんとしたご飯を食べるようにしたら頭痛は止んだ。栄養って大事なんですね。大事だからなんだって話なんだけど。

 

頭痛は治まっても続くものがある。怒りである。俺が「頭痛のせいで体が震える」と思っていたものは正しくは「怒りのせいで体が震える」だった。

 

薬が無くなるタイミングと秋の冷気にやられたのが重なったこと、また病院への予約の電話が酷く面倒だったこと、予定が立て込んでいたことなどなどにより、一週間近く薬を飲んでいないことになる。

 

常に怒りがある。何もかもに対しての怒りがある。それがふとした瞬間に爆発しそうになる。その瞬間には本当に体が弾け飛ぶんじゃないかと思うほど、体のあちこちが震える感覚がする。ドクンという鼓動とともに、前腕が、ふくらはぎが、太ももが、頭が、胸が。その瞬間によって箇所はランダムだが、その部分が吹き飛ぶような感覚が鼓動と共にやってくる。「本当に弾けたらどうなるんだろう」と考えてもみるけれど、まだ五体満足の状態で生活したいのであまり考えないようにしている。

 

この怒りは破壊衝動と結びついている。とにかく壊したい。目につくものならなんでも。目の前で崩れてほしい。粉々になってほしい。割れてほしい。折れてほしい。ぺちゃんこになってほしい。なんでもかんでも。でもそうもいかない。前科者になる気もない。それに壊したところで解決するものでもないだろう。

 

そんな日々だから音楽を聴く。音楽が俺の代わりに壊してくれる。完全に代替してくれるわけではないけど、それでも音の奔流に神経を集中させると多少すっきりする。とびっきり激しい曲をかける。座って目を閉じる。ただ音楽を聴くだけ。他には何も考えない、感じない。俺の代わりに、俺と共に怒ってくれる音楽だけに意識を向ける。最近の調子は、そんなところです、先生。