犀の角の日記

ブログ、はじめました。そいつで大きくなりました。

めちゃくちゃどうでもいい話

俺は小物に割とこだわる方だと思う。アクセサリーはつけないが、メガネやキーホルダー、しおり、その他ちょっとした、まさに小物には「これだ!」と思ったものが欲しくなる。たとえ多少値が張るとしても、「こいつにはその価値がある」と思い、金を出したくなる性分である。

そうした小物へのこだわりについて、ある思い出がある。高校生の時の話である。当時の弓道部副顧問(副顧問になってから弓を始めたが、なんだかやってる内にハマってバリバリ上手くなってた記憶がある)との会話。

 

副顧問「どうだ。俺のキーホルダーよくね?」

俺「(なにかと思えばキーホルダーの話かよ。でもまあ)…たしかにいいですね」

副顧問「だろ? 欲しいか?」

俺「(何ゆうとんねやこいつ)もらえるなら欲しいですね」

副顧問「そうかそうか。まああげねーけどな」

俺「(マジでなんだこいつ)でしょうね」

副顧問「ハッハッハ。…でも、小物にこだわってると、「大物」になれねえぞ?」

俺「(は?)……はあ???」

副顧問「ハッハッハ…(笑いながら弓引きに去って行く)」

 

しょーもない会話だと、いつ思い出しても思う。結局あいつは何がしたかったんやとも考える。ただ、こういうめちゃくちゃどうでもいいことこそ、不思議といつまでも覚えていてしまうものである。