犀の角の日記

ブログ、はじめました。そいつで大きくなりました。

勉強について

英語の学習として、昔英語の授業で使われたテキストを読んでいた。だが、俺はロクに授業に出ていなかったので、そのテキストを読むのは今回が実質初めてだった。その中で以下のようなことが書いてあった。なお原文は英語だが、英文を書くのは面倒なので俺の意訳となる。

 

初等教育では基本的な知識を教えるとともに、勉強の仕方を教えることもまた重要である。」

 

なるほどたしかに、と納得した。学校の授業において、新たな知識の習得は重要視される。むしろ、知識の習得こそが学校という場に最も求められている、と言っても過言ではない。

しかし、学校のもつ役割はそれに限定されない。集団生活における他者との協働・意志の疎通、規律を守る(あるいは破る)必要性の教授、情操面の発育など、その役割は多岐にわたる。中でも初等教育では、新たな知識を得るのと同等に、新たな知識を得るための方法を学ぶことも重要である。人の学びは生涯続く。そのための作法を身に叩き込むのも、学校の果たされるべき役割だろう。そもそも学びの作法を知らなければ、学ぶ行為自体が困難となるのだから。